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品書き / 寿司ことば / むらさき

むらさき

むらさき

寿司屋で醤油を呼ぶ言葉。色から付いた名ですが、いつ誰が呼び始めたかは辞書によって見方が違います。宮中の女房詞という見方と、明治の知識人が付けたという見方。

寿司屋で醤油を指す符丁がムラサキ。醤油の色から付いた名で、飲食店や料理店で使われる言葉です。

では、誰が呼び始めたのか。ここは辞書によって見方が分かれます。ひとつは、御所の女房詞から来たという見方。もうひとつは、明治以降の新しい呼び方だという見方です。古代のむらさきは今の紫より赤みを帯びていて、明治の知識人が醤油の色にその名を当てた、というもの。

寿司そのものにも女房詞があります。「すもじ」。宮中に仕える女官や侍女が使い始めた、という話が残っています。

つけ醤油の仕事は、味をつけることだけではありません。醤油の香りが魚の生臭さを消してくれる。白身のような淡白なタネなら、味と香りにアクセントがつきます。

醤油を入れる小皿にも名前があって、「おてしょ」。お手塩と書きます。手元に塩を盛る皿として使っていたのが、名の起こりです。

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