数の符丁
かずのふちょう
寿司屋で数を言うときの符丁。1はピン、3はゲタ、4はダリ。
全国すし商の組合が挙げる寿司屋の数の符丁は、こうです。1はピン、2はノの字、3はゲタ、4はダリ、5はメの字、6はロン字、7はセイナニ、8はバンド、9はキワ、10はヨロヅ。10はピンやチョンとも言う。その先も、11がピンピン、12がチョンブリ、13がソッキリと続きます。
ピンは、カルタやさいころの一の目。江戸中期の浄瑠璃にもう出てくる古い言葉で、一番、最上という意味にも使われます。
ダリの出どころは、江戸時代の駕籠かきや馬方。彼らが4を表すのに使った符丁で、いまも魚市場や青果市場に残っています。寿司屋の数は、河岸や街道の言葉と地続きです。
値段を客にわからないよう相談するための寿司屋の符丁は、正札で売るのが当たり前になってすたれましたが、卸売市場や取引所では、大量の取引をすばやく正確に進めるために、いまも使われています。手の振り方で数量を決める「手振り」も符丁の一つ。
ゲタといえば、寿司を盛る木の台の呼び名でもあります。寿司屋のゲタは、数なら3、道具なら台。
このページの出典(5件)
- すし検定学習 (五)すし屋を楽しむ雑学(全国すし商生活衛生同業組合連合会)2026-09-29 閲覧
- ピンとは|コトバンク(小学館『デジタル大辞泉』『精選版 日本国語大辞典』)(コトバンク)2026-09-29 閲覧
- だり(ダリ)とは|コトバンク(小学館『精選版 日本国語大辞典』ほか)(コトバンク)2026-09-29 閲覧
- 符丁(ふちょう)とは|コトバンク(平凡社『改訂新版 世界大百科事典』ほか)(コトバンク)2026-09-29 閲覧
- おすし屋さんの業界用語:これであなたも「通」の仲間入り!(2023年7月18日)(nippon.com)2026-09-29 閲覧