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品書き / 寿司ばなし / 寿司を食いねぇ

浪曲

寿司を食いねぇ

「江戸っ子だってねぇ、寿司を食いねぇ」。森の石松の名台詞で、石松が船の上で勧めた寿司は、どんな寿司だったのか。

名台詞は浪曲から

清水次郎長の子分、森の石松。浪曲『石松三十石船』で、たまたま同じ船に乗り合わせた旅人に石松が言うのが、「あんた江戸っ子だってね、食いねぇ、寿司を食いねぇ」。この台詞は、浪曲師の二代目広沢虎造がこしらえたものです。
虎造の石松は、昭和の初めから戦後にかけて、レコード、ラジオ、舞台で人気を呼びました。「江戸っ子だってねえ。すしを食いねえ」のせりふは、流行語になったほどです。

船の上の寿司

舞台は、次郎長の代わりに四国の金毘羅さんへお参りした帰り道。大坂の八軒屋から淀川を船でさかのぼり、京の伏見へ向かう三十石船の上です。石松は船に乗る前に、大坂の本町橋で寿司を買って持ちこんでいた。それは押し寿司。江戸っ子に勧めたのは、握りではなかったのです。

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