キンメダイ金目鯛
きんめだい/Splendid alfonsino
名前に鯛と付いても、タイ科ではなくキンメダイ目。深い海にすむ赤い魚で、金色に光る大きな目から「金目」と呼ばれます。かつては煮つけにする一般魚でしたが、銚子や伊豆のブランドが名を上げ、いまは高級魚です。


旬
キンメダイ
旬の言い方は産地ごとに違います。千葉は3〜5月、伊豆は12〜2月、高知は7〜9月。深い海にすむので、一年を通して脂がのっています。
旬 出回る時期
鯛ではない、金色の目
キンメダイはタイ科ではなく、キンメダイ目キンメダイ科。マダイ・キダイ・クロダイは、いずれもスズキ目タイ科です。
大きな目は、深い海でも餌を探し出せるように発達したもの。それが金色に光って見えるのは、瞳の奥にタペータムという、光を集める反射層があるからです。
煮つけの魚から、高級魚へ
立て縄で、深海から
すむのは水深200mほどの深海。獲り方は「立て縄釣り」で、糸のいちばん下に2〜3kgの鉄の重りを付け、途中の枝糸の針に、短冊に切った冷凍イカを掛けて沈めます。
千葉千葉は、日本のキンメダイの沿岸の漁場としては北の端。暖流と寒流がぶつかる銚子沖では、えさの小魚が集まり、大きさにかかわらず一年を通して上質な脂がのります。揚げたばかりのキンメは、じつは白い。
腹合わせと、室戸キンメ丼
静岡伊豆は深海の好漁場が近く、日の出とともに漁に出て、その日のうちに帰れます。稲取の宴席の主役は「金目鯛の腹合わせ」。2尾を丸ごと甘辛く煮つけ、腹と腹を合わせて盛る。「腹を割って付き合おう」という意味で、祝い事に欠かせない料理です。
高知高知の東部は海底が急に深くなるので、近い漁場でキンメダイが揚がります。夏の産卵前はひときわ脂がのり、地元では照り焼きと刺身を盛った「室戸キンメ丼」が名物になりつつあります。
値段
回転寿司
- くら寿司「超熟成 金目鯛(一貫)」(一皿110円からの店、西日本・九州)110円2026-09-25 時点
大衆店
- 築地すし鮮「金目だい炙り」おこのみ1貫(税込)459円2026-09-29 時点
- すしざんまい「金目鯛」1個(グランドメニュー、税込)371円2026-09-29 時点
『江戸前の旬』では
106巻の紹介文は「旬が秋のキンメダイ」。ところが120巻では、梅雨から初夏にかけての寿司ダネの一つにキンメダイが入っています。巻によって、置かれる季節が違います。
土地の呼び名
| 呼び名 | 土地 | 種類・メモ |
|---|---|---|
| キンメ | 千葉県銚子、東京、神奈川県三崎 | |
| カゲキヨ | 三重県尾鷲 | 歌舞伎『景清』の赤い衣装から、赤く目立つ魚の呼び名になった |
| トウキョウキンメ(東京金目) | 鹿児島県鹿児島市 | もとはナンヨウキンメが揚がっていた土地で、東京で売れるキンメダイの意味か |
次に読みたくなる
キンメダイとつながるタネ
このページの出典(12件)
- キンメダイ|市場魚貝類図鑑(ぼうずコンニャク)2026-09-25 閲覧
- 千葉のつりきんめ|千葉県|全国のプライドフィッシュ(全国漁業協同組合連合会)2026-09-29 閲覧
- 伊豆の地きんめ|静岡県|全国のプライドフィッシュ(全国漁業協同組合連合会)2026-09-29 閲覧
- 土佐沖どれキンメダイ|高知県|全国のプライドフィッシュ(全国漁業協同組合連合会)2026-09-29 閲覧
- マダイ|市場魚貝類図鑑(ぼうずコンニャク)2026-09-25 閲覧
- キダイ|市場魚貝類図鑑(ぼうずコンニャク)2026-09-25 閲覧
- クロダイ|市場魚貝類図鑑(ぼうずコンニャク)2026-09-25 閲覧
- [一皿110円〜店舗]メニューのご案内|くら寿司(くら寿司株式会社)2026-09-25 閲覧
- おこのみ一貫|築地すし鮮(すし鮮)2026-09-29 閲覧
- すしざんまい|メニュー(グランドメニュー)(株式会社喜代村)2026-09-29 閲覧
- 江戸前の旬 106巻(作品紹介)|コミックシーモア(コミックシーモア(NTTソルマーレ))2026-10-11 閲覧
- 江戸前の旬 120巻(作品紹介)|コミックシーモア(コミックシーモア(NTTソルマーレ))2026-10-11 閲覧