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品書き / 白身

キンメダイ金目鯛

きんめだい/Splendid alfonsino

名前に鯛と付いても、タイ科ではなくキンメダイ目。深い海にすむ赤い魚で、金色に光る大きな目から「金目」と呼ばれます。かつては煮つけにする一般魚でしたが、銚子や伊豆のブランドが名を上げ、いまは高級魚です。

キンメダイ(神奈川県)
キンメダイ(神奈川県)写真: Nesnad(CC BY 4.0)
金目鯛の握り(アトランタのMujō)
金目鯛の握り(アトランタのMujō)写真: Bobak Ha'Eri(CC BY 3.0)

旬

キンメダイ
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旬の言い方は産地ごとに違います。千葉は3〜5月、伊豆は12〜2月、高知は7〜9月。深い海にすむので、一年を通して脂がのっています。

旬 出回る時期

鯛ではない、金色の目

キンメダイはタイ科ではなく、キンメダイ目キンメダイ科。マダイ・キダイ・クロダイは、いずれもスズキ目タイ科です。
大きな目は、深い海でも餌を探し出せるように発達したもの。それが金色に光って見えるのは、瞳の奥にタペータムという、光を集める反射層があるからです。

煮つけの魚から、高級魚へ

1970〜1980年代、キンメダイの刺身はとても珍しく、主に煮つけにする魚でした。全国に出回るようになったのは、高知・鹿児島・長崎などの産地が増え、遠洋ものや輸入ものが増えてから。
かつてのキンメダイは一般魚で、たくさん獲れると値が暴落しました。それが「銚子つりきんめ」「外房つりきんめ鯛」のような土地のブランドで名を上げ、いつしか高級魚の仲間入り。赤い体と金色の目から「めでたい魚」として祝いの席にも並びます。

立て縄で、深海から

すむのは水深200mほどの深海。獲り方は「立て縄釣り」で、糸のいちばん下に2〜3kgの鉄の重りを付け、途中の枝糸の針に、短冊に切った冷凍イカを掛けて沈めます。
千葉千葉は、日本のキンメダイの沿岸の漁場としては北の端。暖流と寒流がぶつかる銚子沖では、えさの小魚が集まり、大きさにかかわらず一年を通して上質な脂がのります。揚げたばかりのキンメは、じつは白い。

腹合わせと、室戸キンメ丼

静岡伊豆は深海の好漁場が近く、日の出とともに漁に出て、その日のうちに帰れます。稲取の宴席の主役は「金目鯛の腹合わせ」。2尾を丸ごと甘辛く煮つけ、腹と腹を合わせて盛る。「腹を割って付き合おう」という意味で、祝い事に欠かせない料理です。
高知高知の東部は海底が急に深くなるので、近い漁場でキンメダイが揚がります。夏の産卵前はひときわ脂がのり、地元では照り焼きと刺身を盛った「室戸キンメ丼」が名物になりつつあります。

値段

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回転寿司

  • くら寿司「超熟成 金目鯛(一貫)」(一皿110円からの店、西日本・九州)110円2026-09-25 時点

大衆店

  • 築地すし鮮「金目だい炙り」おこのみ1貫(税込)459円2026-09-29 時点
  • すしざんまい「金目鯛」1個(グランドメニュー、税込)371円2026-09-29 時点

『江戸前の旬』では

106巻の紹介文は「旬が秋のキンメダイ」。ところが120巻では、梅雨から初夏にかけての寿司ダネの一つにキンメダイが入っています。巻によって、置かれる季節が違います。

土地の呼び名

呼び名土地種類・メモ
キンメ千葉県銚子、東京、神奈川県三崎
カゲキヨ三重県尾鷲歌舞伎『景清』の赤い衣装から、赤く目立つ魚の呼び名になった
トウキョウキンメ(東京金目)鹿児島県鹿児島市もとはナンヨウキンメが揚がっていた土地で、東京で売れるキンメダイの意味か

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