埼玉県
海のない埼玉で、魚といえば川の魚です。東部の低地には中川や江戸川が流れ、ウナギやアユ、ナマズ、コイが庶民の食卓にのぼってきた。いまの県の特産は、田んぼで育てるホンモロコ。水田を使った養殖は、埼玉が全国に先がけて確立しました。
東部の川の幸
田んぼで育つホンモロコ
ホンモロコは、琵琶湖特産のコイ科の魚。関西では料理店の高級魚で、塩焼きや甘露煮、天ぷら、寿司ダネにもなります。埼玉の利根川・江戸川流域の水田地帯には、冬に川でとれるモツゴ(クチボソ)を醤油と砂糖で煮た「雑魚煮」を食べる習慣がありました。ところが川の環境が悪くなって、モツゴがとれなくなる。そこで県の水産試験場が、姿も料理の仕方もよく似たホンモロコの養殖に取り組み、平成4年(1992)、全国に先がけて水田を使った養殖の技術を確立しました。1年で食べられる大きさになるので、田んぼの転作としても注目され、令和3年(2021)には14トンが生産されています。
ブランド名は「彩のもろこ」。飼育水は井戸水だけ、薬は一切使わず、出荷の前には井戸水をかけ流して泥臭さを抜く。8センチほどのやや小さめが好まれ、唐揚げや雑魚煮になります。とれるのは10月中旬から2月の終わりまでです。
埼玉県での呼び名
| 呼び名 | 一般には | 出典での土地の書き方 |
|---|---|---|
| ダルマ/ダルマシビ | メバチ(メバチマグロ)全長1m以下の若魚 | 東京、埼玉、千葉、群馬、静岡、三重、和歌山県太地 |
埼玉県の食べ方・名産
このページの出典(6件)
- 埼玉県|うちの郷土料理 AREA STORIES(農林水産省)2026-10-11 閲覧
- 埼玉の水産/ホンモロコ(埼玉県(農林部 生産振興課))2026-10-11 閲覧
- 田んぼで育つ魚です 北埼玉の特産「ホンモロコ」(埼玉県(加須農林振興センター))2026-10-11 閲覧
- メバチマグロ|市場魚貝類図鑑(ぼうずコンニャク)2026-09-25 閲覧
- 聖天ずし 埼玉県|うちの郷土料理(農林水産省)2026-09-29 閲覧
- 稲荷寿司|Wikipedia(Wikipedia)2026-09-29 閲覧