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滋賀県

琵琶湖があってこその食文化。湖でとれるフナ、ウグイ、ホンモロコ、アユを、周りの水田の米で発酵させる、なれずしの土地です。海のない県にも、若狭や敦賀からサバが届きました。

北は塩辛く、南は甘め

漬けたふなずしは、正月、五穀豊穣を祈る「オコナイさん」、春祭りと、1年かけて食べていきます。味付けは土地によって少し違い、北部は塩気が強く、南部は甘めに作ることが多い。鮒寿司
琵琶湖の北東、湖北は雪の深い土地です。長浜市では毎年30〜40cm、余呉のあたりでは5mほども積もる。冬を家の中で越せるよう、山菜を干し、塩に漬け、魚をなれずしに漬けてきました。なれずしにする魚の種類は、県内でいちばん多い。

峠を越えてきたサバ

湖北は内陸ですが、福井県の敦賀と隣り合っているので、日本海のサバやニシン、昆布が手に入りました。農家に嫁いだ娘のもとへ、親がサバを何十匹と贈る「五月見舞い」の習わしもあった。田植えどきの娘の体を案じた親心で、サバはいいタンパク源でした。その焼き鯖の煮汁をからめた「鯖そうめん」は、長浜曳山祭りに欠かせません。サバ
湖西の朽木は、若狭から京都へ向かう鯖街道の通り道。ここではサバもなれずしに漬けます。湖北より塩辛く、長く漬けるので、何年も日持ちします。サバ

都に近い湖南

京都と隣り合う湖南では、祭りのごちそうに京都に似たちらし寿司や棒鯖鮨がふるまわれます。それでも、滋賀のふなずしも欠かさない。大津は都に献上する米の集荷場で、たいへん豊かな町でした。ちらし寿司鯖寿司鮒寿司

雨のあとのビワマス

秋、雨で川の水かさが増すと、1〜2kgにもなるビワマスが産卵のために群れで川をのぼってきます。昔はそれを手づかみで捕まえ、米の上に丸ごとのせて大鍋で炊いた。雨の後にのぼってくるから「あめのいおご飯」。家族や親戚が集まって楽しむ、旬の味です。

滋賀県の食べ方・名産

滋賀県の寿司ばなし

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