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京都府

千年の都は海から遠く、とれたての魚はなかなか手に入りませんでした。塩をしたサバや干物をおいしく食べる工夫が、京都の料理を磨いてきた。北の丹後は日本海に面した、とり貝やぐじの海です。

海から遠い都

平安京に都が移ってから千年あまり、京都には各地の物資が集まりました。ただ内陸なので、とれたての魚を手に入れるのは難しかった。日本海から若狭街道を通って運ばれてくる海の幸は、棒だらやニシンの干物、塩をしたサバといった加工品がほとんどでした。そうした加工品をおいしく食べるために、長い年月をかけて料理の腕が磨かれていきます。サバニシン
京都の料理には「であいもん」があります。相性のいい2つの材料の組み合わせのことで、魚や肉と野菜を合わせるものが多い。ふろふき大根や、身欠きニシンを茄子と炊いた「にしん茄子」がそうで、魚の脂や風味と、野菜の淡い味わいが互いを引き立てます。ニシン

日本海の丹後

京都府のいちばん北、日本海に面した丹後では、昔から漁が営まれてきました。丹後とり貝、丹後ぐじ、ブリ、ズワイガニが食卓に並びます。近くの海でとれるサバは、イワシやアジと並ぶ大衆魚で、新鮮なものを刺身で楽しむ人も少なくありません。トリガイ甘鯛ブリカニサバ

京都府での呼び名

呼び名一般には出典での土地の書き方
シビコ→ヨコワ→ヒッサゲ→シビクロマグロ(本マグロ)成長につれて呼び名が変わる。10kgを超えるとヒッサゲ京都府宮津市・伊根町
オオシビクロマグロ(本マグロ)京都府丹後地方
グジアカアマダイ京都、大阪
クジアカアマダイ石川県、京都府丹後地方
アカクズナアカアマダイ長崎県、京都府丹後、鹿児島県
アオコ→ツバス→イナダ→ハマチ→マルゴ→ブリブリ京都府舞鶴市
ビリハモ鱧小ぶりで値のつかないもの京都府(京都中央市場)
タツバモ(竜ばも)鱧京都府
バッタモ鱧京都府丹後宮津
アナゴ鱧京都府丹後地方
ヒラスヒラマサ大阪、京都府伊根町、高知県志和、長崎県、山口県下関、鹿児島県種子島
ヒラヒラマサ三重県志摩市和具、京都府宮津、鳥取、愛媛県
イトマキカワハギ京都府丹後地方
ノドグロ/ノドクロ(喉黒)ノドグロ一般にもこちらの名のほうが通りがいい山形県鶴岡市、新潟県上越・村上、京都府丹後地方、兵庫県香美町、島根県全域など日本海沿岸
レンコダイ(連子鯛)キダイ(連子鯛)たくさん取れて連なるように揚がる意味関西若狭以西、京都、兵庫、鳥取、島根、徳島など
キンタロウ/キンタル(金樽)イワシ京都府宮津天橋立周辺
メサバマサバ(真鯖)小型福井県南越前町・小浜、京都府伊根町
アキイカ(秋いか)アオリイカ秋にとれる小型。京都府舞鶴市・宮津市・伊根町
フユイカ(冬イカ)ヤリイカスルメイカを夏イカというのに対して。京都府伊根町
間人蟹(たいざがに)ズワイガニ京都府京丹後市丹後町間人
アゴとびこ親のトビウオ(ホソトビウオ)の呼び名島根県、京都府

京都府の食べ方・名産

京都府の寿司ばなし

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