茨城県
農業産出額が全国トップクラスの農業県で、190kmの海岸線をもつ漁業県。沖は親潮と黒潮が交わる漁場で、冬のアンコウは高級な食材になりました。水戸は納豆の名産地です。
鹿島灘の常磐もの
霞ヶ浦の帆引き船
将軍に納めた豆
水戸の納豆の始まりには、地元に伝わる話があります。平安時代、源義家が水戸を訪れたとき、家来が馬の飼料の煮豆をわらで包んでおいたら、発酵して糸を引いていた。恐るおそる食べた義家はその味をほめ、「将軍に納めた豆」で「納豆」。たちまち近くの農家に広まった、というものです。納豆巻
茨城県での呼び名
| 呼び名 | 一般には | 出典での土地の書き方 |
|---|---|---|
| シラマサ | ヒラマサ | 福島県、茨城県平磯 |
| サイレンボウ | サヨリ | 茨城県霞ヶ浦 |
| ウバガイ・ウバッカイ | ホッキ貝標準和名はこの地方の呼び名から。 | 福島県・茨城県 |
茨城県の食べ方・名産
- ヒラメ茨城2023年11月3日、茨城県鹿嶋市の沖合で、なんと右向きのヒラメが釣り上げられました。アクアワールド・大洗で展示されることになった一匹です。
- 白魚茨城茨城県の霞ヶ浦周辺では、揚がったばかりの白魚を塩ゆでして干した煮干しや、しょうゆと砂糖と水あめで甘辛く煮た佃煮が作られます。白魚は強く煮ても硬くならない。
- タコ茨城アフリカ産のタコは脚が丸まらず、煮ダコには向かないと思われていました。その加工法を1963年に偶然見つけたのが、茨城県那珂湊の水産加工業者です。
- あん肝茨城アンコウのさばき方は「吊るし切り」。『和漢三才図会』(1712)に手順が残っています。縄を下唇に通して梁に吊るし、口から水を5、6升注ぐ。喉から皮をはいで肝を取り、最後に刀で胃袋を突くと、はじめに入れた水が口からほとばしり出る。水戸市の市場ではいまもこの吊るし切りが行われ、茨城では見物のイベントまで開かれます。
- あん肝茨城北茨城の「どぶ汁」は、平潟の漁師が船の上で暖をとるために食べ始めたもの。当時アンコウは売り物としてたいした値がつかない魚でした。肝を鍋で直接炒りつけ、味噌を加え、水は一滴も使わずアンコウと野菜から出る水分だけで煮込む。肝が溶けて汁がどぶのように濁るから、この名が付いたとも。
- あん肝茨城茨城県特有の食べ方が「あんこうの共酢」。ゆでた七つ道具を、酢味噌に肝を練り合わせたたれにつけて食べます。肝のことを「とも」とも呼ぶので、共酢。
- 納豆巻茨城「水戸納豆」の名が知られたのは、意外に新しく明治から。江戸に納豆が出回っていたことを本で知った水戸の人が、納豆を名物にしようと作り始めた。何度も失敗を重ね、世に出たのは明治20年代に鉄道が通ってからです。水戸駅のホームで土産に売られると、汽車の窓から奪い合うほどの人気になりました。
- いなり寿司茨城日本三大稲荷のひとつ、笠間稲荷神社のある茨城県笠間市では、五目のいなりを古くから参拝客にふるまってきました。人参、ごぼう、しいたけに加えて、地元のそば、くるみ、舞茸まで入る。シャリのかわりに蕎麦を詰めた「蕎麦稲荷」も、笠間が発祥です。
このページの出典(13件)
- 関東地方 茨城県|うちの郷土料理(農林水産省)2026-09-30 閲覧
- ヒラマサ|市場魚貝類図鑑(ぼうずコンニャク)2026-09-25 閲覧
- サヨリ|市場魚貝類図鑑(ぼうずコンニャク)2026-09-25 閲覧
- ウバガイ(ホッキガイ)|市場魚貝類図鑑(ぼうずコンニャク)2026-09-25 閲覧
- ヒラメ|Wikipedia(Wikipedia)2026-09-25 閲覧
- シラウオ|市場魚貝類図鑑(ぼうずコンニャク)2026-09-25 閲覧
- マダコ|市場魚貝類図鑑(ぼうずコンニャク)2026-09-25 閲覧
- キアンコウ|市場魚貝類図鑑(ぼうずコンニャク)2026-09-25 閲覧
- あんこうの共酢 茨城県|うちの郷土料理(農林水産省)2026-09-25 閲覧
- まずはここから!あんこう鍋とは?|北茨城市観光協会(北茨城市観光協会)2026-09-25 閲覧
- なぜ「水戸納豆」が有名なのでしょう?|納豆PRセンター(全国納豆協同組合連合会)2026-09-25 閲覧
- 五目いなりずし 茨城県|うちの郷土料理(農林水産省)2026-09-29 閲覧
- 稲荷寿司|Wikipedia(Wikipedia)2026-09-29 閲覧