ハマグリ
標準和名のハマグリ。淡水が流れ込む内湾の干潟にすむ貝で、江戸前でさかんにとれたのはこれ。いまは手に入れにくく、絶滅危惧II類。
はまぐり/Hard clam (Hamaguri)
ハマグリは、生では握らない貝です。ゆでて、煮汁に漬けて、詰めを塗る。江戸前の「煮はま」は仕込みに手間がかかりすぎて、出す店がめっきり減りました。市場で「ハマグリ」と呼ばれる貝の多くは、チョウセンハマグリやシナハマグリ。標準和名のハマグリは、絶滅危惧種になっています。


旨さの山は節分からひと月。出回る量の山は、ひな祭り前の1週間前後。
旬 出回る時期
標準和名のハマグリ。淡水が流れ込む内湾の干潟にすむ貝で、江戸前でさかんにとれたのはこれ。いまは手に入れにくく、絶滅危惧II類。
別名 地ハマグリ、バチハマ、汀線蛤
九十九里や鹿島灘など外洋の砂浜の貝。名前の響きに反して日本の在来種で、国内に出回るハマグリ類の4分の3を占めます。
中国や韓国から入ってくる近縁種。「国産」と書かれていても、三重県などで畜養し直したものがあります。



連載の第35話の題が「ハマグリ」。111巻の紹介文は、秋になって極上の旨さになった魚の一つにハマグリを数え、78巻は江戸前を代表する食材として挙げます。2021年の総集編は『晩秋・ハマグリ編』です。
| 呼び名 | 土地 | 種類・メモ |
|---|---|---|
| オハマ | 東京 | 東京の婦人言葉 |
| バチハマ(場違ハマグリ) | 東京の市場 | チョウセンハマグリ。内湾ではない外洋のもの |