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鳥取県

北は日本海に面し、133kmの海岸線が東西にのびる県。冬は松葉ガニ、秋から春はカレイやハタハタ、夏は「アゴ」と呼ぶトビウオ。東部の郷土料理には、ハタハタ寿司も数えられます。

松葉ガニと親ガニ

沿岸にはいくつもの漁港が開け、昔はイワシやサバがよくとれました。いまはアジ、ブリ、サワラ、ハタハタ、イカが揚がり、新しいうちに刺身で食べます。冬は「松葉ガニ」と呼ぶズワイガニの漁が盛んですが、高価なので、土地の人はよく手ごろな「親ガニ」を食べる。味噌汁にするとカニのだしが出ます。東部の郷土料理には、「アカガレイの子まぶり」「ハタハタ寿司」「あごちくわ」と、海の幸を使ったものが並びます。アジブリサワライカカニカレイ
東部の岩美町の特産が、「モサエビ」と呼ぶクロザコエビ。色が変わるのが早くて県外へ出しにくく、ほとんどが県内で食べられるので「幻のエビ」とも呼ばれます。濃い甘みと旨みがあります。エビ

魚の代わりに豆腐

江戸時代、鳥取藩主の池田光仲が倹約をすすめ、「魚の代わりに豆腐を食べよ」とお触れを出した。そこから、城下町を中心に豆腐の文化が根づいたとされます。毎年12月8日に豆腐を食べて、1年についた嘘を帳消しにする「嘘つき豆腐」という習わしもあります。

いなりに見えて、いなりではない

県西部の弓ヶ浜半島を中心に作られる「いただき」は、見た目はいなり寿司。けれど作り方はまるで違い、大きな油揚げに生の米とごぼう、人参などを詰めて、だしでじっくり炊き上げます。特別な行事があると家ごとに作り、近所にふるまった。米が貴重な時代のごちそうで、「もらう」ではなく「いただく」という感謝がそのまま名前になった、とも、大山の頂に形が似ているから、ともいわれます。いなり寿司

鳥取県での呼び名

呼び名一般には出典での土地の書き方
コビルアカアマダイ鳥取県、島根県松江
ヒラヒラマサ三重県志摩市和具、京都府宮津、鳥取、愛媛県
コト(琴)ホウボウ鳴き声から鳥取県境港、島根県
アカヒラ(赤平)カンパチ鳥取県境港、島根県
クチボソ(口細)マコガレイ(真子鰈)新潟県村上市岩船・出雲崎、富山県新湊、能登、福井県、鳥取県、島根県
レンコダイ(連子鯛)キダイ(連子鯛)たくさん取れて連なるように揚がる意味関西若狭以西、京都、兵庫、鳥取、島根、徳島など
バンジロ/バジロ(飯代)キダイ(連子鯛)米の飯が高価だった昔、安い魚をご飯の代わりにしたことから鳥取県米子、島根県、山口県萩・下関など
スクビサヨリ鳥取県米子、島根県松江・隠岐、愛媛県松山
ハクイオ太刀魚箔押ししたような魚、の意味か鳥取県
テナシイカヤリイカ新潟県・兵庫県但馬・鳥取県・島根県浜田・山口県萩市
シロイカ(白いか)ケンサキイカ兵庫県日本海側・鳥取県・島根県
マツバガニ(松葉がに)ズワイガニ島根県・鳥取県・兵庫県
ミズガニ(水蟹)ズワイガニ最終脱皮後1年未満の殻が柔らかい雄。兵庫県・鳥取県など日本海側
カタガニズワイガニ最終脱皮後1年以上たって殻が硬い雄。新潟県・兵庫県・鳥取県など
シラガイナミガイ(白ミル)鳥取県境港市
ハコトリガイ/ババトリガイ平貝鳥取県境港市

鳥取県の食べ方・名産

鳥取県の寿司ばなし

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